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飛騨の冬:お正月に「花もち」はいかが?

岐阜県高山市は、飛騨高山祭りや古い町並みなど、伝統と歴史が息づく観光地です。その高山市で、冬の風物詩として親しまれているのが「花もち」です。

飛騨高山の冬を彩る「花もち」

花もちは、紅白の餅を木の枝に巻きつけて作った正月飾り。雪深い飛騨地方では、冬になると生花が少なく、花もちがその代わりに飾られるようになりました。


花もちの起源は、江戸時代までさかのぼります。当時は、正月に餅を農耕の神様にささげるため、枝に餅を巻きつける年中行事があり、予祝儀礼(よしゅくぎれい)といって、あらかじめその年の豊作を祝う行事でも行われていました。花もちは、単なる飾りではなく、豊作を願う縁起物として、飛騨地方の人々に親しまれてきました。

飛騨高山宮川朝市の「花もち」

飛騨高山の宮川朝市は、花もちとおなじく江戸時代から続く歴史ある朝市です。地元の農家や商店が、新鮮な食材や特産品を販売しており、冬の宮川朝市では花もちも販売されています。

色とりどりの花もちが並ぶ様子は、まさに冬の宮川朝市の風物詩。宮川朝市で花もちを買う際は、作り手の話を聞いてみるのもおすすめです。花もち作りのこだわりや、花もちに込められた思いを聞くことができます。

よしま農園さん の花もち


藤井さん の花もち

お正月に「花もち」を飾ろう

花もちは、お正月に玄関や床の間に飾るのが一般的です。紅白の餅が、新年を祝う華やかな雰囲気を演出してくれます。花もちは、お正月が終わってもひな祭りの時期まで飾っておくことができますし、飾り終わったあとは枝から紅白の餅を取り除いて油で揚げ、雛あられとして食べることもできます。

 

雪深い飛騨地方で、冬を彩る伝統工芸「花もち」。飛騨高山宮川朝市へ是非、足をお運びください。

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