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- 飛騨高山宮川朝市のここが楽しい!
会話が楽しい
人情あふれる温かいふれあいが楽しい!
「よう来てくれんさったな」「今朝は野菜もよおけ採れたで、いろいろ見ていってなぁ」。 屋台に立ち寄るたびに、にこやかな笑顔と優しい飛騨弁に出会える、飛騨高山宮川朝市。野菜や漬け物を買うたびに「はや、これも持っていきんさいよ〜」とちょっとしたおまけをつけてくれたり、常連になると「久しぶりやなぁ。ようござった、元気やったかね?」と親しみを込めて声をかけてくれたり。
「おばちゃんの笑顔を見ると、あー、飛騨高山に来たな〜って感じます」と話すお客さんも多く、街のスーパーマーケットではあまり見られない、対面ならではの温かいふれあいにホッと心が癒やされます。
「おじちゃん、おばちゃんの笑顔と会話を買いに来ているようなもの」という人や「あのおばちゃん元気かなあ?年に1回は会いたいな」と、足しげく通うリピーターもいるほどです。
調理方法や美味しい食べ方も教えてくれる
また、決して押し売りがないのも朝市のいいところ。「これ、うんまいでひとついらんかなぁ?」などと無理やり売られることもなく、ゆっくりと心ゆくまで一つひとつ手にとって商品を選ぶことができます。珍しい野菜や漬け物に見つけたら、ぜひおばちゃんに尋ねてみるのも楽しいもの。「ちょこっと味噌入れて炒めるんやよ」「これは辛いで、酒と一緒に炒めるとええよ」などとおいしい調理レシピや、保存方法も教えてくれます。
なかには、他のお店で買った野菜の味や調理方法を教えてくれる、なんてことも。「それがわたしたちも嬉しいんさぁ」とおばちゃんたちもにっこり。どこまでも温かく、懐の深い人情に触れられるのが、飛騨高山宮川朝市の魅力なんです。
野菜・果物が新鮮
新鮮な野菜や果物満載なのが嬉しい!
飛騨高山宮川朝市の主役のひとつは、なんといっても採れたて・新鮮な野菜です。寒暖差が激しく高冷地の飛騨高山では、旨味がギュッと濃縮された野菜がたくさん育ちます。店先に並ぶ野菜のほとんどはおばあちゃんたちやその家族が手塩にかけて育てたもの。
たっぷりと愛情をかけて育んだ野菜はどれもみずみずしく、野菜本来の力強い滋味があります。なかには農業の専門的な知識を活かして土づくりや肥料から徹底的にこだわっている店や、無農薬栽培で野菜を育てる店も。イボがたくさんついて太く曲がりくねったきゅうり、生き生きとした葉っぱや泥をつけたままの張りのある大根やにんじん。「本当にこれが自然の色?」と驚きたくなるくらい真っ赤な赤カブやりんご、トマトなども、ところ狭しと並んでいます。街のスーパーマーケットではなかなか見かけることのない、ありのままの野菜の姿は感動的です。
飛騨高山宮川朝市名物の漬物
また、これらの野菜を使った手作りの漬け物も、朝市名物のひとつ。先代からの味をそのまま受け継いだり、試行錯誤を繰り返して自分の味を開発する店もあり、同じ赤カブ漬けひとつとってもそれぞれに違った味わいが楽しめます。
その鮮度やおいしさについてよく知っているお客さんのなかには、高山についたらまずはゆっくりと観光を楽しんで1泊し、翌日飛騨高山宮川朝市を訪れて野菜をたっぷりと買い込んでから車で帰る、という旅上手もいます。りんごなどの果物なら宅配もできるので、鮮度抜群の野菜や果物を旅のみやげにしてみてはいかがでしょうか。
飛騨のものがいっぱい
フード・カフェも“飛騨のもの”
野菜や果物はもちろんのこと、飛騨高山宮川朝市には飛騨ならではのものがたくさん!実り豊かな自家製のもち米を使い、毎朝つきたてを販売する餅はよもぎ入りや豆入りなど種類も豊富。やわらかく風味も抜群で、「さっとあぶって食べるとうんまいよ」と話すおばちゃんの笑顔に癒やされ、つい1個、2個と買い求めてしまいます。
また、飛騨産の牛乳や卵を使ったプリンはとろけるような味わいで、観光客にも大人気。寒い冬の朝にいただくホットプリンは、心の中まで温かくしてくれます。甘い飛騨ネギをふんだんに取り入れた熱々のたこ焼きは、散策途中のおやつにぴったり。飛騨の醤油で作ったタレが自慢のみたらしは、さっぱりとした醤油味。「こんなみたらし団子初めて食べた!」とその美味しさに驚くお客さんも少なくありません。
他にも、アイデア豊かな逸品が充実。飛騨産のほうれん草やかぼちゃを餡にして入れた小さなたい焼き、愛らしいひよこの形をしたオリジナル和菓子、本場イタリア人も驚く本格的なエスプレッソなど、どれも食べてみたくなるものばかり。朝市を冷やかしながらの食べ歩きや、周辺観光地への散策のおやつにぴったりです。
民芸品、工芸品、雑貨も“飛騨のもの”
フード・カフェばかりではなく、おみやげにしたい民芸品、工芸品や雑貨も揃っています。色もポーズも多種多様なさるぼぼや、飛騨の木で作った愛らしいアクセサリーは自分用にもひとつ買って帰りたいもの。またイチイの木から掘り出す伝統工芸、飛騨の一位一刀彫は年を重ねるごとに飴色に輝き、重厚感あふれるひと品に。せっかく飛騨高山宮川朝市を訪れたなら、こうした手作りの“飛騨のもの”に触れてみるのも楽しいものです。